歯磨き粉について
こんにちは。あおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷衛生士のMTです!
今日は歯磨き粉についての話です。
歯磨き粉にはある程度硬さがある白いペーストタイプとジェル状の透明でやわらかいものもがあります。
ここでは、2つの違いを簡単に説明したいと思います。
この両者の性状を大きく分けるのが、『研磨剤』と『発泡剤』の2つの成分となります。
- 『研磨剤』と『発泡剤』が含まれるもの=歯磨き粉
- 『研磨剤』と『発泡剤』が含まれないもの=歯磨きジェル
『研磨剤』と『発泡剤』にはどのような働きがあるのか、簡単に説明したいと思います。
研磨剤(清掃剤)
研磨剤はその細かい粒子によって、歯の表面についたプラークや着色汚れを落としやすくする働きがあります。
発泡剤
発泡剤の役割としては、歯磨き剤を泡立てることで口の中に成分を拡散させ、汚れを落ちやすくすることが挙げられています。
しかしこの泡立ちは歯磨きの時間を短縮させ、かえって汚れ落ちが悪くなることが指摘され、スッキリ感だけが残りやすいとも考えられます。
虫歯予防・歯周病予防には『歯磨きジェル』の方がおすすめです。
歯磨きジェルは研磨剤や発泡剤が含まれないことから、「歯や歯ぐきに優しい歯磨き剤」と考えられます。
しかし歯磨きジェルの最大の特徴は、性状がやわらかいため歯磨き剤の成分が歯に密着しやすく、また歯の細かいすき間にまで届きやすいことにあります。