酸蝕歯について
こんにちは!
鎌ケ谷市のあおぞら歯科クリニック 歯科衛生士のEKです。
今回は虫歯や歯周病に続いて、歯を失う原因の1つに酸蝕歯(さんしょくし)があります。酸性が強いものを食べたり飲んだりして、酸によって歯が溶け出してしまう状態のことです。溶けてしまった歯はしみやすくなる、むし歯になりやすくなるなど様々なリスクがあります。
酸蝕歯の原因や予防方法などをご紹介します٩( ‘ω’ )و
【酸蝕歯とは】
酸性の食べ物(柑橘類、酢、炭酸等)によって歯の表面、エナメル質が溶けた状態の歯のことです。
【原因】
歯の表面にあるエナメル質は、お口の中が酸性(pH5.5以下)になると溶けだします。お口の中が酸性に傾いた時間が長いと歯の表面が溶け、酸蝕歯になりやすいです。
●炭酸飲料やアルコール、柑橘類をよく食べる
●胃食道逆流症の様な持病がある方や、胃酸が逆流する癖がついている方は特に注意が必要。(胃酸は特に酸が強いため、酸蝕歯になりやすい。)
【特徴】
- 冷たいものや熱いものに歯がしみる
- 歯の噛み合わせの部分が平になっている
- 歯の先端や一部分が透けてみえる
- つめものと歯の間に隙間ができてくる
- 歯のつやがなくなる
- 歯の色が黄色くなる
- 歯の表面に小さなへこみがみえる
- 歯の詰め物が取れやすい
【予防するには】
①水やお茶を飲む、うがいする
②食後すぐに歯磨きしない、力強く磨かない
③フッ素配合の歯磨剤を使う
④定期検診を受ける